53rd Condensed Matter Physics Summer School 2008

サブゼミとは

サブゼミでは講師を招いて、先生方が研究しているトピックについて3時間の講演をしていただきます。 各分野の最新のトピックを時間をかけてわかりやすく学べることがサブゼミの特徴です。
先生が研究されてきたトピックは研究者としての先生そのものであり、通常の講義では味わえない臨場感を ともなった講演を聴くことができるでしょう。 また講師の講演を聞くだけでなく、学生側からの積極的な質問によって活発な議論が起こることを期待しています。

今年はキャリアシンポジウムが4日目に行われますが、このサブゼミでも大学での研究者の立場からキャリアについての お話をしていただく機会を設けました。先生には講演のあとに「研究人生について」という題で、研究者になる事を選んだ理由、 学生のときに何を考えたか…などについて話してもらいます。これからの皆様の進路を考える上で、1つの参考になればと思います。

サブゼミの形式

サブゼミは3日目の午後に行われます。6つのサブゼミが行われますので、アブストラクトやテキストなどを参考にして好きなもの を選んでください。自分の専門分野についてさらに深い理解を求めるのもよし、自分の専門分野以外の新たな見識を求めるのもよしです。

講師陣紹介

講師 所属 講演タイトル
有馬孝尚 東北大 多元物質科学研究所 マルチフェロイックの物性基礎論
上羽牧夫 名古屋大院 理学研究科 結晶成長とパターン形成
小林晃人 名古屋大学 高等研究院 分子性導体のゼロギャップ状態における
バンド間磁場効果
竹谷純一 大阪大院 理学研究科 低次元スピン系の熱伝導率
松山明彦 九州工大 情報工学部 ソフトマターの液晶物理
湯川諭 大阪大院 理学研究科 ミクロシミュレーションで探る非平衡現象