はじめに
はじめまして! 第53回 物性若手夏の学校校長の安藤康伸です。
また、夏の学校を開催するにあたって多大な尽力、援助をいただきました当企
画運営に携わるスタッフ、協賛していただいた企業の方々、東北大学金属材料研究所、
東京大学物性研究所、京都大学基礎物理学研究所、材料科学技術財団、また
夏ガクスタッフOBの方々へこの場を借りてお礼申しあげます。 物性若手夏の学校とは
物性若手夏の学校とは今年で53回を迎える歴史あるサマースクールです。
かつてはかのノーベル賞受賞者、朝永振一郎先生も参加され、講義とともに落語を
披露されたとか。現在でも第一線で活躍される研究者を講師としてお招きしてい
ます。
参加者は大学院生を中心とした、いわゆる若手研究者です。物性というキーワード
で集まっているため幅広い分野の方が集まるのが特徴です。また近年では女性
参加者も増えており、女性にやさしい運営を心掛けています。
第一線の先生方との縦の世代交流と多分野にわたる同年代若手研究者との横の
世代交流を通し、縦横無尽に物性の知識と人間関係を広げられる夏を
物性若手夏の学校は提供しています。 なお運営は例年参加者が有志として次年度の運営をボランティアで行っています。 |
イベント内容
物性若手夏の学校では学会や研究会の体裁をとったイベントを各種企画してい
ます。おもなものは以下のようです。
講義・サブゼミでは最新の物性トピックスを、グループセミナーでは普段で
は会うことのできない参加者同士で研究内容を議論できるまたとない機会です。
分科会、ポスターセッションは今後学会や会議で発表される方にとってよい練
習の機会となるでしょう。 キャリアシンポジウムとは今回初めて企画する新しいイベントです。 大学院卒業後の自己のキャリアを一緒に考えてみませんか? 参加を考えられているみなさまへ出会いが人生にもたらす意味ははかり知れません。一歩自分の所属する大学か ら外に出て出会える人たちがこの夏の学校にはいます。この出会いをとおして研 究生活としてもさらに視野を広げられるでしょう。自己の進路についても、ひとり では思い至れなかった点に気づけるでしょう。 今回のサマースクールのテーマは「ターニングポイント」です。 終わった後に自分の新たな方向性が見いだせたらという思いを込めました。 多くの出会いのもと、自己の新しい可能性を一緒に探してみませんか? |