▌ 代表挨拶

日本全国の大学生・大学院生の皆様、こんにちは。
第57回物性若手夏の学校校長の河底秀幸です。

物性若手夏の学校とは、物性科学の研究に関わる日本全国の大学生・大学院生を対象としたサマースクールです。毎年、研究機関や財団からの御援助、学会からの御後援、および各協賛企業からの御支援を賜ることができ、また多くの講師の先生方の御好意もあり、今年で57年目を迎えます。

これまで物性科学は、材料の機能の開拓やその機能の発現メカニズムの解明などにより、世の中の発展を支えてきました。
現在、地球温暖化や石油資源の枯渇などの環境エネルギー問題が深刻となっています。また、東日本大震災で露呈した原子力発電の問題は新エネルギー開発の重要性を新たな側面から取り上げることとなりました。これらの問題の解決し、明るい未来を創っていくために、今後も物性科学は「材料」という観点から大きな役割を担っていくと考えられます。
未来の世界はこれからの物性科学を支える私たち大学生・大学院生に掛っているといっても過言ではありません。

この物性若手夏の学校では、そんな将来の物性科学を引っ張っていく大学生・大学院生の皆様にとって必要なスキルを磨けるような企画を数多く用意しております。
一週間弱と短い期間ではありますが、参加者して下さった皆様が何かを得て帰って頂けるよう、スタッフ一同努力して参ります。

それでは、物性若手夏の学校でこの夏お会いしましょう。

第57回物性若手夏の学校校長　河底秀幸