プログラム
全体のプログラム
第65回夏学のおおまかなスケジュールです.
8月2日 | 8月3日 | 8月4日 | 8月5日 | 8月6日 | |
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午前 | 講義 | 講義 | 講義 | チェックアウト (12:00頃まで) |
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午後1 | チェックイン (15:00頃まで) |
ポスターセッション | ポスターセッション | フリーセッション | |
午後2 | 開校式 グループセミナー |
集中ゼミ1 | 分科会 | 集中ゼミ2 | |
夜 | 懇談会 | 座談会・懇談会 | 懇談会 | 閉校式・懇談会 |
講義
講義の特色
物性若手夏の学校のメインイベントであり,第1回から連綿と続く企画です.
それぞれの専門分野において研究・教育の第一線で活躍されている先生方を講師に迎え,3時間×3日の長時間をかけて,基礎的な事項からやや発展的な内容をお話しいただきます.
専門分野に近い講義を受ける,未知の分野に挑戦してみる,複数人で役割分担しノートをシェアし合うなど自由な方法でお聞きください.
事前に公開される講義概要やテキスト,夏学1日目の先生方直々の講義プレビューも参考にすると良いでしょう.
実際の進行
2日目から4日目の午前中に3時間ずつ,合計9時間が講義に充てられます.
板書形式かスライド形式かは担当講師の先生のご意向によって異なるので,概要や参加者向けテキストを参照の上ご活用ください.
受講者のレベルとしては,物性物理を専門とする修士課程の学生を想定していますが,量子力学や統計力学に慣れ親しんだ学部3年生でも十分ついていける内容になっていると思われます.
第65回講義招待講師一覧
今年度の夏学の講師の方々です(敬称略).
講師 | 所属 | 講義タイトル |
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新井 朝雄 | 北海道大学 名誉教授 | 量子現象の数理入門 ※ 2日間の講義となります. |
有馬 孝尚 | 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授 | 磁気秩序による対称性の破れを利用して物質機能を創り出そう |
和達 大樹 | 兵庫県立大学大学院 物質理学研究科 教授 | X線を用いた遷移金属化合物の秩序状態とそのダイナミクス研究 |
池田 昌司 | 東京大学大学院 総合文化研究科 准教授 | ガラス系の物理学 |
鳥谷部 祥一 | 東北大学大学院 工学研究科 准教授 | 分子機械と確率的熱力学 |
上田 正仁 | 東京大学大学院 理学系研究科 教授 | 情報熱力学 |
集中ゼミ
集中ゼミの概要
集中ゼミでは,講師としてお招きした先生方にご自身の研究について教えていただき,各分野の最新のトピックをわかりやすく学べることが特徴です.
事前公開の概要やテキストを参考にして,興味のあるテーマを選んでください.
集中ゼミの進行
集中ゼミは,2日目の午後と4日目の午後の一枠にご自身の研究について3時間の講演をしていただきます. それぞれ6つずつ開講されます.
わからないことや気にかかること,文句をつけたいことについても,遠慮することなく学生側からも積極的に質問をして活発な議論を展開しましょう.
第65回集中ゼミ講師一覧
講師 | 所属 | 講義タイトル |
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解良 聡 | 自然科学研究機構 分子科学研究所 教授 | 有機材料の光電子分光計測:電子―フォノン協奏系の特徴を知る |
佐藤 正寛 | 茨城大学大学院 理工学研究科 准教授 | 非平衡量子系の解析方法:入門と実践 |
小形 正男 | 東京大学大学院 理学系研究科 教授 | トポロジカル物質の性質と、その物性への応用 |
西口 大貴 | 東京大学大学院 理学系研究科 助教 | アクティブマターの集団運動における秩序・ゆらぎ・トポロジー |
金澤 輝代士 | 筑波大学システム情報系 助教 | 非平衡統計物理学と金融市場のブラウン運動 |
藤 陽平 | 東京大学大学院 工学系研究科 助教 | 物質におけるトポロジカル秩序とfracton相 |
講師 | 所属 | 講義タイトル |
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羽田 真毅 | 筑波大学数理物質系(エネルギー物質科学研究センター) 准教授 | 超高速構造ダイナミクス計測技術/装置開発のハウツー |
白石 誠司 | 京都大学大学院 工学系研究科 教授 | スピン流=電流変換現象の物理 |
上田 和夫 | 東京都立大学 客員教授 / 東京大学物性研究所 | 磁性理論と高温超電導 |
冨樫 祐一 | 広島大学大学院 統合生命科学研究科 准教授 | 生化学反応の数理~分子の状態・形・数の問題 |
田島 裕康 | 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 テニュアトラック助教 | 対称性のリソース理論:保存則の元での測定・操作の原理的限界 |
竹内 勇貴 | NTT コミュニケーション科学基礎研究所 メディア情報研究部 研究員 | 測定型量子計算の基礎と応用 -物性物理との関連- |
その他催しなど
分科会
発表希望者による口頭発表(発表10分+質疑応答5分)を行う企画です.
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グループセミナー (GS)
4人程度のグループを組み,メンバーに対して自身の研究内容を発表し合う企画です.少人数のゼミ形式で,活発なディスカッションが期待できます.
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ポスターセッション (PS)
大きな会場を使い,発表希望者のポスターを一斉に張り出して行う企画です.口頭発表とは異なり,時間を気にせずしっかりと話し合えることが最大の魅力です.
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フリーセッション (FS)
参加者同士の自由な議論を促進するための企画です.時間の使い方は参加者に委ねられています.最終日に行われるので,分科会やGS,PS等での疑問点を踏まえた,濃密な議論ができるでしょう.
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座談会
講師の先生方に研究生活のあれこれを訊いてみようという企画です.普段は訊けない研究者の本音を訊いてみましょう.