第69回 物性若手夏の学校
Condensed Matter Physics Summer School
ミクロからマクロへ
マクロから世界へ

開催概要・校長挨拶

開催概要

名称 第69回 物性若手夏の学校
期日 2024年 8月2日(金)〜6日(火)
開催地 ホテルたつき
主催 物性若手夏の学校準備局 (校長 : 目黒智成)
参加予定者数 190名程度
参加登録費 53,000円 (宿泊費・食費・懇談会費等を含む)
テーマ "ミクロからマクロへ、マクロから世界へ"

校長挨拶

はじめまして。第69回物性若手夏の学校校長の目黒智成と申します。

「物性若手夏の学校」(以下、夏学)は物性物理学と関連した様々な分野に関心を持つ若手研究者が集うサマースクールです。夏学には分科会・ポスターセッションといった発表の場や、講師の方々による講義・集中ゼミなど、様々なプログラムが用意されています。参加者の交流の場、知識を深める場として長年機能してきた夏学は、今年で69回目を迎えます。

近年の夏学の開催形式を顧みますと、この数年は新型コロナウイルスの影響によってオンライン開催を余儀なくされており、3年ぶりの現地開催であった前回・第68回も、台風の影響により全日程対面開催を行うことは叶いませんでした。

もちろん、オンラインツールを介して発表を行うことも、議論を深めることもできます。しかしながら、参加者間および参加者-講師間の交流の円滑さ、議論の活発さの観点から、対面開催でこそ夏の学校の意義である「熱い議論を通した、各人の研究者としての視野・思考の深化」が成されるとスタッフ一同考え、第69回こそはコロナ禍前のように夏学を、という思いで準備をしてきました。

そういった第69回夏学のキャッチフレーズは「ミクロからマクロへ、マクロから世界へ」です。物性物理学は、金属などの固体や生体内において、物質の構成要素である電子、細胞といったミクロな対象間の相互作用、およびそこから創発し得る現象について考察する研究分野であります。そのような精神は、集団を構成する我々人間にも当てはまるかもしれません。夏学が、つまり上述のようなプログラム、懇談会や講師の方を囲んだ座談会が、参加者である皆様の間の相互作用を引き起こし、各人、世界へ羽ばたけるような人材となる一助となれば幸いです。

末筆ではございますが、第69回物性若手夏の学校の開催にあたり、研究機関および中辻創智社様からの御援助、各学会からの御後援、協賛いただいた企業様方、そして快く協力してくださった講師の先生方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。また夏の学校の準備、及び開催に協力していただいた西浦温泉 龍城の方々に感謝申し上げます。

それでは、夏の学校でお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしています。

第69回物性若手夏の学校 校長 目黒智成

これまでの夏学

夏学のメインイベントである講義・集中ゼミでは、毎年名だたる講師陣をお招きしています。第1回と第2回には朝永振一郎先生、第27回には久保亮五先生が名を連ねていらっしゃいます。

歴代の講師、講義タイトル等はこちらからご覧ください。