第70回 物性若手夏の学校
Condensed Matter Physics Summer School

全体プログラム

70th
7月29日(火)
7月30日(水)
7月31日(木)
8月1日(金)
8月2日(土)
午前
チェックアウト
午後1
チェックイン・開校式
午後2
閉校式

各日夕食後に懇談会を予定。7/31 (木)夕食後に談話会を予定。


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講義

物性若手夏の学校のメインイベントであり、第1回から連綿と続く企画です。

それぞれの専門分野において研究・教育の第一線で活躍されている先生方を講師に迎え、 2.5時間×3日の長時間をかけて、基礎的な事項からやや発展的な内容をお話しいただきます。

専門分野に近い講義を受ける、未知の分野に挑戦してみる、 複数人で役割分担しノートをシェアし合うなど自由な方法でお聞きください。

第70回講義招待講師一覧(敬称略)

分野 講師 所属 講義タイトル
A中島 秀太大阪大学
量子情報・量子生命研究センター
調整中
B古崎 昭理化学研究所
調整中
C大原 繁男名古屋工業大学
物理工学科
調整中
D畠山 哲央東京科学大学
地球生命研究所
調整中
E中川 大也東京大学大学院
理学系研究科
調整中
F田島 裕康電気通信大学
大学院情報理工学研究科
調整中

集中ゼミ

集中ゼミでは、講師としてお招きした先生方にご自身の研究について教えていただき、 各分野の最新のトピックをわかりやすく学べることが特徴です。

事前公開の概要やテキストを参考にして、興味のあるテーマを選んでください。 わからないことや気にかかること、遠慮することなく学生側からも積極的に質問をして 活発な議論を展開しましょう!

第70回集中ゼミ招待講師一覧(敬称略)

集中ゼミ1(7/30午後1)
分野 講師 所属 講義タイトル
A笠 真生プリンストン大学
調整中
B松井 千尋東京大学大学院
数理科学研究科
調整中
C松永 悟明北海道大学大学院
理学研究院
調整中
D足立 景亮理化学研究所 兼任 生命機能科学研究センター
調整中
ETan Van Vu京都大学
基礎物理学研究所
調整中
F中田 芳史京都大学
基礎物理学研究所
調整中
集中ゼミ2(8/1午後1)
分野 講師 所属 講義タイトル
A永井 佑紀東京大学
情報基盤センター 学際情報科学研究部門 兼担 新領域創成科学研究科
調整中
B古谷 峻介埼玉医科大学
医学部教養教育
調整中
C好田 誠東北大学
工学研究科
調整中
D谷 茉莉京都大学
大学院理学研究科
調整中
E曽根 和樹筑波大学
数理物質系
調整中
F竹森 那由多大阪大学
量子情報・量子生命研究センター
調整中

分科会

分科会は、おおむね分野ごとに分かれて希望者による口頭発表(発表10分+質疑応答5分)を行う企画です。 口頭発表では、短い持ち時間の中で、研究成果の要点を簡潔に分かりやすく話すことが重要になります。 また、アブストラクトでは、限られた紙面に発表内容を過不足なくまとめることが必要です。 学会や研究会の口頭発表と同じ形式ですので、 物理学会などへ向けた発表練習の場として大いに活用してください!

企画概要 分野ごとに分かれての口頭発表(発表10分+質疑応答5分)
対象者 発表は希望者のみ。聴講は全員可能。
事前提出物 発表内容を簡潔にまとめたアブストラクト
当日準備物 発表スライド

発表者にとって

分科会の特徴としては、以下のような点が挙げられます:

このように、学会などと比較すると、発表者として積極的に参加しやすい企画となっています。

まだ発表経験の少ない人にとっては、分科会での発表は貴重な経験となることでしょう。今後の自信や発表技術の向上につながるはずです。まだ研究テーマが決まっていないという人も、関心を持った論文のレビューなどでも構いませんので、ぜひ積極的に発表してみてください!

また、分科会はグループセミナーよりも多くの人に発表を聴いてもらえる機会でもあります。発表経験が豊富な人でも、自分の研究内容を広くアピールする場としてぜひ活用してください!

聴き手にとって

分科会での分野分けは、学会のそれと比べて非常に大まかなものとなっています(たとえば、日本物理学会での発表は100を越える分野に分けられていますが、夏学は6分野程度です)。そのため、自分の研究に関わりはあるものの普段は聴くことのないような研究テーマに出会うことができるはずです。未知のテーマに触れることで、いつもと違う側面からの刺激が得られるのではないかと思います。

上手な人の発表をたくさん聴いて、発表技術を盗んで自分の発表に活かすこともできるでしょう。また、同年代の発表者ばかりですので、気になったところはぜひ積極的に質問していきましょう。せっかくの機会ですので、どんどん研鑽を積んでいきましょう!


グループセミナー

グループセミナー (GS) とは、5人程度の学生が集まって1グループを作り、 セミナー形式で自分の研究内容を発表し合う企画です。グループ編成の際のコンセプトは「分野横断」。 専門的な話が聞ける分科会とは対照的に、 普段なじみのない異分野の研究の基礎的な話(導入的な話)を聴けるという点が特徴です。 また、話し手としては、異分野の人にでも分かるように自分の研究を説明することがポイントになります。

GSは、物性物理という広大な学問のなかの多様な分野から学生が集まる 物性若手夏の学校だからこそできる企画と言えるでしょう。 普段接する機会の少ない他大学・他分野の学生と議論することで、 参加者皆さんの世界が広がっていくことを期待しています。

企画概要 少人数のグループ内での研究紹介
対象者 基本的に全員
事前提出物 なし
当日準備物 発表レジュメ・スライドなど必要と思うもの

発表について

発表は、基本的に自分自身の研究についてです。 基本的に専門分野の異なるメンバーでグループを組むので、導入的な部分を重視した内容でお願いします。 まだ専門分野が決まっていない場合は、現在興味を持って勉強していることや、論文の紹介などでも構いません。 自分では「こんなこと誰でも知っているよ」と思うことであっても、 専門外の人にとっては新たな発見があったりするものです。 専門的か一般的かと言うことにはこだわらず、気軽に参加してください。

1人あたりの所用時間は、発表とその後の議論の時間を合わせて30分程度になります。 GSの最大の特徴は参加者同士の心理的な距離が近いということであり、 それが質問のしやすさにつながっています。 積極的な質問・議論を通して、専門外の物理の知識を深めましょう!

準備について

発表と議論の時間を合わせて1人約30分程度であるため、 この時間を目安に作成してください。 「私は議論の時間を長めに設けたいから10分程度の資料を作ろう」というように、 資料の分量は自由に設定していただいて構いません。簡単なスライドなどの準備を推奨します。

参加について

GSへの参加は強制ではありませんが、例年参加者のほぼ全員が参加しています。 交友関係を拡げるチャンスですので、是非参加してみてください。 参加登録時に皆さんの専門分野に関するキーワードを挙げてください。 それをもとに準備局でグループ分けを行います。


ポスターセッション

ポスターセッション (PS) は,発表希望者が研究内容をまとめたポスターを用意し、 それを見に来た人に向けて説明をする企画です。 聴き手が少人数であり、また時間の決まった発表ではないため、 発表者と聴き手とが随時コミュニケーションできることが特徴です。

例年発表者の人数は100人程度です。ふるってご参加ください!

企画概要 希望者がポスターを用いての発表を行う。聴き手はポスターを自由に回る。
対象者 発表は希望者のみ。聴講は全員参加。
事前提出物 発表内容を簡潔にまとめたアブストラクト
当日準備物 発表ポスター

発表者にとって

PSは、内容に興味を持って聴きに来てくれた少数の人に向けて発表する企画であるため、 話し手にとっては発表しやすいと言われています。 グループセミナーよりも内容の深い発表、分科会よりも密度の濃い議論ができるはずです。 夏学のPSは、聴き手のほとんどが同年代の学生ですので、より発表しやすい環境になります。 他の研究会での発表を想定した練習の場としても、この機会をぜひ活用してみてください!

聴き手にとって

一方で聴き手にとっては、他の企画よりも少し勇気のいる企画かもしれません。 ポスターの近くまでは行ってみたけれど、発表者にほとんど話しかけられず、 気まずい空気のまま時間が流れ……という経験をした方も少なくないと思います。 分からないことがあれば、 いつでも「よく分からないのですが、ここを説明してもらえませんか?」と尋ねてみましょう。 専門的な知識のなさから消極的になる必要はありません。 その一言が物性物理という広い世界の新たな扉を開くきっかけになるかもしれないのですから。 ぜひいろいろと積極的に質問してみてください!

PSを通じて有意義な議論が展開され,また多くの交流が生まれることを願っています。


企業講演

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