物性若手夏の学校では第56回の夏学運営を担うスタッフを募集しています。
あなた自身の手で夏学を創ってみませんか?
ここではどのような仕事があるのか簡単に紹介していきます!
まずスタッフは大きく
の二つに分けることができます。
準備局員は、各機関や企業に資金援助や協賛をお願いしたり、夏学に適した会場を探したり、各企画をどのようなものにするのかの方向性を与えたり、ウェブやポスターなどで夏学の存在をアピールしたり 。準備局員を一言で言えば、「夏学やるために、企画し、準備し、実行する人たち」といったところでしょうか。
世話人は講師としてどの先生を呼ぶのかを決定し、実際に交渉し連絡を取り合います。自分の専門分野を先生を招待すればその分野を多くの人に知ってもらうことができたり、専門ではないけど興味のある分野の先生を招待すれば何より自分自身の勉強になります。自分の呼びたい先生を呼んでその先生のお話を聞く、こんな贅沢なことはなかなかできないのではないでしょうか。
では各役職について簡単に説明していきます。
代表の仕事は夏の学校全体にわたる仕事が多く、内容の近い副代表とうまく分担して進めていくことになります。55回では大きく分けると以下の2つの仕事がありました。1つ目は準備局内において運営方針を示して調整を行うことで、ミーティングで議長をつとめたりしました。2つ目は研究機関に出向いて予算申請のプレゼンをするなど対外的に準備局の顔として挨拶などを行いました。
代表だからと言って背負いこみすぎず、実務はできるだけ人に任せて、楽観と感謝を忘れないで1年を過ごしてもらえればと思います。みんなが気持ちよく運営できる環境を整えること。それが代表の一番の役割です。(樋口卓也)
副代表の仕事は、スタッフ全体の現状を把握して周りのバランスを取る仕事です。そのため、スタッフの面子によってやることは変わってきます。55回の仕事のうち特に大きな仕事として、スケジュール管理を促したり、各企画の詳細を詰めてまとめる際のまとめ役をしたことが挙げられます。
明確に割り当てられた仕事が無いという点では庶務に似ているかもしれません。全体の現状を把握するため、メーリングリストに流れるメールをきちんと読んで、分からないことは各担当にきちんと確認する。そういった基本をおさえることで、夏学全体をそっと支える仕事だと思います。(伊與田英輝)
夏学の運営がスムーズにいくようにお金に関する仕事を一気に引き受けます。表に出ることはほとんどありません。縁の下の力持ちです。副代表が監査役ということになっているので、何かを決定するときは代表・副代表の承認を得つつ進めていきます。
大きなイベントの際のお金の流れが見えるようになります。博士に進むと必然的に科研費の知識が必要になりますが、そういった知識が自然と身に付きます。「常にお金のことを考える」というのは、就職を考えている人にとっても、社会に出てから役立つスキルだと思います。(高吉慎太郎)
企業からの協賛金を集めます。一人ですべての作業を行うのは大変なので、協賛係はみんなに仕事を割り振ります。この際に、手順の作成や書類の準備などをまとめて引き受けます。ここで獲得した資金は夏の学校スタッフにかかる経費に割り当てられます。運営上無くてはならない資金です。(鴫谷幸佑)
会場係の仕事は主に、会場側との連絡役です。またそれに伴って次年度の夏学開催地の決定についても中心となって取りまとめていきます。参加者のみなさんに満足してもらえるような会場選び&会場作りを心がけています。
旅行好きのそこのあなたっ!その知識と経験を発揮する時ですっ!(木村太郎)
ナツガクの大抵の役職は、予めかなり明確に仕事の範囲が定められていますが、その結果どの役職にも適切に割り振られないような仕事が発生します。そういった仕事を主に行うのが庶務です。遍歴系です。第55回においては、生活のしおりの作成、部屋割りの作成、Tシャツ製作、懇談会のセッティング、スタッフミーティングのセッティングなどを主に行ないました。
部屋割りとか名簿とか酒のリストとかを見てニヤニヤできる仕事です。(本山裕一)
印刷は印刷業務全般を担当します。業者に原稿を渡して、印刷してもらいます。第55回の場合ですが、以下やったことをざっくり書きます。まずは原稿を依頼して締め切りを定め、締め切りまでに原稿を集める。次にそれを編集し、データや見本を業者に渡す。最後に出来上がった印刷物の発送を見届ける。これが全部ではありませんが、以上のプロセスが大部分を占めます。
一番最初の仕事は引き継ぎ資料を読むことでした。資料には業者に大量の印刷を依頼するので大きなお金を動かすことになる、と書いてあり、なるほど責任が重いのかもしれないな、と思ったことを覚えています。責任は重いかもしれませんが、資料に書いてあることを守っておけばとりあえず大丈夫なはずです。次回の印刷担当に幸あれ。
広報の仕事はスタッフと参加者のかけ橋となることです。一番大きな仕事は夏学公式ウェブサイトの作成です。その他には夏学ニュースの配信や参加登録前の夏学の告知などを担当します。
私は当初ホームページの知識が一切なく、正直不安いっぱいでした。しかしこれがホームページについて勉強するいい機会となり、わかってくると非常に楽しい作業に感じるようになりました。自分の作ったページのURLが、物理学会誌など様々な媒体に記載されているのを見たときは嬉しく、非常にやりがいのある役職でした。(増本亮太)
サーバーの維持(バックアップをとったり)・管理(パスワード保護など)が主な仕事です。スタッフによる準備のためのウィキを作り、アップローダーやメーリングリスト、メールアカウントなどを整備して円滑な連絡手段を提供します。最大の出番は参加者登録です。参加登録CGIフォームを管理し、参加者情報をデータベース化して、今回は領収書やネームプレートを作成しました。登録内容の変更やアブスト受付、参加費入金管理などもCGIを使ってデータ管理しています。参加者からの問い合わせ対応や、ナツガク当日の受付も参加者情報を握っているサーバーの仕事になります。
55回からレンタルサーバーを導入したため、かなり仕事が楽になってます。htmlやcgiやサーバーに関する予備知識はそこまで問われません。だって僕も完全に素人だったんですもん!むしろ勉強する良い機会になりました。今ではナツガクを含めて、サーバーを三つ管理するまでになりました(笑)。ナツガク当日、受付で会いましょう!(秋山綱紀)
ナツガクで使用する備品をそろえる仕事です。必要な備品を把握し、足りないものを購入するだけでなく、会場から借りたり、レンタル会社を利用、あるいはスタッフによる持ち寄りで集めます(^^)予算を会計さんと話し合い、その中でやりくりするところがポイントです♪
備品がそろうと快感です♪(山本真由美)
招待講演は講義・サブゼミ・分科会の先生をお呼びするための手続きをとりまとめるお仕事です。世話人を通して先生方に色々な連絡をしたり,集まってくる情報を管理します。
講サブは講義及びサブゼミの場所などの会場に関わる仕事をやります。部屋の規模(収容人数)を調査したり、聴講者の希望人数によって部屋を割り振ったり。
たまに招待講演と仕事がかぶる時もあるけど、そのときは話あって決めます。(吉本誠也)
講義&サブゼミ・分科会&ポスターセッションと並ぶメイン企画、それがグループセミナー(GS)です。今回は分野横断型を採用しましたが、どういったGSにしていくかは次の担当さんの心意気一つで決まります。また、GSの最大の仕事はグループ分けです。GSほど参加者情報と向き合う役職はありません。
どんな人たちが夏学に参加しているのか詳しく知りたかったり、どんなグループ構成にしていこうか、などと「にやり」としたい方は是非。特に、既存のパズルに飽きてしまわれた玄人には、この完成形の見えないパズルをお勧めいたします。(赤城裕)
二つの発表企画をとりまとめる仕事です。両者ともだいたいひな形が決まっていますが、会場の都合や担当者のアイディアなどによって細かいところをいろいろ調整します。(齊藤耕太郎)
講義は夏の学校で一番時間が割かれているメインイベントです。そのメインイベントの中身を決める役割を担っているのが講義世話人です。具体的な仕事は、講義にお呼びする先生の決定、及び先生とのメールのやり取りとなります。
それほど時間をとられる仕事はありません。この先生の講義を聞きたいという思いがあれば誰でもできる仕事です。(國見昌哉)
サブゼミの先生の選び、依頼、準備局との間の連絡係りという仕事です。基本的に仕事内容は講義世話人と同じです。違いとしては
@講義は基礎からじっくり3日という内容に比べ、サブゼミはややadvanced topic。なので最近はやりのトピック向き
A日程が1日なので、忙しい大御所的な先生も呼びやすい。
という点があります。
「この先生の話を是非聞きたい」「この先生といろいろ話をしてみたい」という自分の思いをかなり反映でき、やりがいのある仕事です。あと仕事がめっちゃ大変というわけでもないのでおすすめです。(遠藤晋平)
助教クラスの若手のホープを呼ぶだけの簡単なお仕事。スタッフって全国に知り合いができて楽しそうだけど、最後までやり遂げられるか心配。そんなあなたにスーパーライトな分科会世話人がおすすめ。物足りないと感じたらいろんなことにチャレンジできるのも利点です。
誰を呼んだらいいかわからない、という方のための資料も用意してあります。ですので気軽にやってみてください。きっとやってよかったと思えると思います。(黒岩健)
以上スタッフの仕事について簡単に紹介させていただきましたが、お伝えできているのはその一部しかすぎません。興味のある方・もっとよく知りたい方はぜひ当日直接スタッフに話しかけてみてください。喜んで回答させていただきます。
いずれの役職にせよ夏学スタッフを通じて得るやりがいは大きく、貴重な経験となります。そして大きな目標に向かって共に努力するかけがいのない仲間との深い絆を得ることができます。
夏学スタッフの募集は懇談会中に行います。ぜひ立候補してみてください。
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