グループセミナー(GS)とは

グループセミナー(GS)とは1グループ7,8人の学生が集まってセミナー形式でディスカッションを行うプログラムです。例年は研究分野の近い学生が集まってグループを作っていたのですが、去年度より「分野横断型GS」という、異分野の学生同士でグループを組み各人の興味、研究内容に応じて様々な内容でセミナーを行っていただく新しいGSが始まり、今年も「分野横断型GS」を企画しています。多種多様な分野の学生が集まる物性若手夏の学校だからこそ出来る企画であり、普段接する機会の少ない他大学、他分野の学生と議論することで視野が広がることを期待しています。

今年のコンセプトは「情熱が集まる。あなたが変わる。-More is different.-」です。「多」が「異」を呼ぶならば、「多」くの「異」は更なる「異」を生むかもしれません。あなたの熱い情熱が相転移を生むかもしれません。

また、グループセミナーは2日目という比較的早い日程に行われます。これをきっかけに交友の輪が広がり、今年の夏学がより充実したものとなるはずです。


発表について

発表内容について

発表内容は基本的には自分の研究分野についてです。 分野横断型なのでグループの他のメンバーは貴方の分野のことを基本的には何も知らないと思ってください。そのことを踏まえ、イントロ的な内容を重視した発表をお願いします。現在研究者はどんな相手であろうと、自分の研究内容をわかりやすく伝えることを求められています。今回のGSは、自分の研究を専門外の人に説明するという貴重な練習の場にもなるということです。
まだ研究内容が決まっていない方は、今自分が興味を持って勉強していることや、論文の紹介等でもかまいません。「こんな簡単なこと、誰でも知ってるよ。」と自分では思うかもしれませんが、専門外の人にとっては案外目新しい内容であったり、新しい発見があったりします。あまり肩肘を張らずに気軽に参加してください。

発表時間/形式について

一人当たり20〜30分です。形式は「発表」と「質疑応答」となります。GSは大きな発表の場に慣れていない人々の発表練習の場でもあり、聞き手の質問練習の場でもあります。話し手と聞き手の距離の近さが最大の特徴であり、その近さが発表のしやすさと質問のしやすさにつながります。そのため例年GSはとても盛り上がります。

用意してほしいもの

レジュメを用意しておくと発表がスムーズに進みます。 さらにグループ全員分のレジュメを用意しておくと、聞き手は話に入りやすくなるので、用意しておくとよりよいGSとなることでしょう。プロジェクタも用意してあるので、使用したい場合はチューターを通して準備局員に申請して下さい。(希望者が多い場合は抽選になります。) プロジェクタを使用する場合は、パソコンを持参してください。


参加について

GSへの参加は強制ではありませんが、例年夏学参加者のほぼ全員がGSに参加しています。参加しないことももちろん可能ですが、GSの時間に何もすることがなくなってしまいます。GSは2日目というはやい段階で行われます。友達作りのいいチャンスですので、ぜひ参加してください。 参加登録時には貴方の専門分野等に関するキーワードを挙げてください。それをもとに、1つのグループに色々な分野の参加者が集まるように準備局でグループ分けを行います。


チューターに関して

チューターは立候補、または準備局からの依頼という形で、各グループ一人ずつ選出します。

チューターの主な仕事

参加登録期間終了後、グループごとにメーリングリストが開設されます。そこでの交流の促進や、意見のとりまとめ(プロジェクターを使用するか否か等)を行ってもらいます。また、セミナー当日にグループ内での司会進行をお願いします。
参加登録時にチューターの希望をとります。グループ内の意見をまとめたり、セミナーの司会進行というのは非常に良い経験になると思うので、興味のある方はぜひ挑戦してみて下さい。 立候補お待ちしております。

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