第68回 物性若手夏の学校
Condensed Matter Physics Summer School
小さきモノに
大きな夢を

開催概要・校長挨拶

開催概要

名称 第68回 物性若手夏の学校
期日 2023年 8月12日(土)〜16日(水)
開催地 奥琵琶湖マキノパークホテル&セミナーハウス
主催 物性若手夏の学校準備局 (校長 : 田中遼)
参加予定者数 190名程度
参加登録費 30,300円 (宿泊費・食費・懇談会費等を含む)
テーマ "小さきモノに大きな夢を"

校長挨拶

はじめまして、第68回物性若手夏の学校校長の田中遼です。

「物性若手夏の学校」(以下、夏学)とは、物性物理学の研究に関心を持った大学院生を中心とした若手研究者が集うサマースクールです。夏学は各分野の最先端で活躍される先生方を呼んで講義してもらい、先生方や若手研究者同士で議論を行い、交流を深めようとするもので、今年で68回目を迎えます。

夏学の主役は他でもない参加者である皆さんです。夏学には参加者同士が熱く議論できる様々なプログラムが設けられており、自分自身の研究テーマの魅力を存分に伝える良いチャンスであり、まさに参加者が主役となる機会です。しかし、ここ3年間はCOVID-19の感染拡大の影響によって、現地での開催ができませんでした。けれども、夏学の大きな意義は対面での議論を行うことにあると、スタッフ一同考え、「今年こそ!」という気持ちで、この1年間68th夏学スタッフやOB、OGと協力して、4年ぶりに現地での開催を目指してきました。

今年の夏学でも様々な物性分野から各分野の最先端の研究を行っておられる先生方をお呼びしております。いくつか具体的なテーマを挙げると、「表面分子科学的制御」、「トポロジカル絶縁体」、「超伝導」、「摩擦や破壊、パターン形成」、「相転移現象や臨界状態」、「量子コンピュータ」、「超短パルスファイバーレーザーと光通信」、「非線形光学現象」、「磁気スキルミオン」、「生物物理(アクティブマター)」、「人工量子系」などがあります。また、夜の企画では講師の方々を取り囲んで座談会や懇談会が開かれ、そこで「研究の面白さはどこにあるの?」や「今後の研究は?」など、気軽に先生方と交流することができます。

夏学ではこうした企画を通して、同世代の若手研究者、最先端の研究を進められている先生方との交流が可能であり、物性物理の面白さを感じてもらいたいと考えています。

夏の学校の運営は、たくさんのご協力のもとに行われています。多忙の中、講義・集中ゼミを快く引き受けてくださり、テキストの作成をしてくださった講師の方々に深く感謝致します。さらにテキストの出版と講師の旅費など援助していただいた東京大学物性研究所、京都大学基礎物理学研究所、東北大学金属材料研究所、材料科学技術振興財団、中辻創智社の関係者に感謝致します。また、夏学の主旨に御賛同下さり、広告を掲載された各企業の関係者に感謝します。最後に夏の学校の会場準備のためにいろいろと協力していただいた奥琵琶湖マキノパークホテル&セミナーハウスの方々に感謝します。

それでは、夏の学校でお会いできることを楽しみにしています。

第68回 物性若手夏の学校 校長 田中遼

これまでの夏学

夏学のメインイベントである講義・集中ゼミでは、毎年名だたる講師陣をお招きしています。第1回と第2回には朝永振一郎先生、第27回には久保亮五先生が名を連ねていらっしゃいます。

歴代の講師、講義タイトル等はこちらからご覧ください。