•ポスターセッション
▌ポスターセッションとは?
学会に参加したことのある人ならすでにご存知のとおり、ポスターセッション(PS)とは大きな会場で一斉に発表希望者のポスターを貼り出して行う企画です。講演とは違い、特に時間を気にせずしっかり話し合えることができるのが最大の魅力です。夏の学校参加者アンケートでも、高い評価をもらっています。
例年、発表人数は100人程度です。
すばらしい発表をされた方には、ささやかな賞品を進呈する予定です!!
(※注意!)スタッフが適切でないと判断した場合は、賞を出さない可能性があります。
○話し手にとって
ポスターセッションは発表者にとって敷居の低い(発表しやすい)企画とよくいわれます。大勢の前で発表する必要もなく、発表内容に興味をもって聞きに来てくれた人に話すだけだからです。グループセミナーよりも内容の濃い発表ができ、分科会よりも密度の濃い議論ができます。
さらに夏の学校のポスターセッションは、聞き手がほとんど同年代の学生ですので、通常の研究会よりももう一段敷居が低くなります。夏の学校参加者に自分と同じ専門の人は、あまりいないので、わかりやすく説明する必要がありますが、他の研究会での発表へ向けた練習の場として、ぜひ活用してください。
有意義な議論を通じて、多くの友人ができることを願っております。
○聞き手にとって
他の企画とは違い、聞き手には少し勇気がいる企画だと思います。発表ポスターをずっと凝視して、話し手にろくに話しかけられず気まずい空気のまま時間が流れ・・・、説明されてもさっぱりわからず礼をいってただ立ち去る。恥ずかしながら、僕も何度かそういう状況に陥ったことがあります。(・・・僕だけ?)
しかし、夏の学校のポスター発表者の多くはM1ですし、専門的な知識のなさから気が引けることもありません。物性物理という分野はとても広く、内容は多岐にわたります。いろんな分野の発表を聞いて回るもよし、一つのポスターに喰らいついて話し手とみっちり議論するもよし。あなたなりのやり方でポスターセッションを楽しんでください。
ポスターセッションを通じて得られるものはとても多いので、ぜひとも勇気をだしていろいろ質問してみてください。
「M1でまだよく分かってないんですが、説明してもらえませんか?」
まずはこの一言を言えるように一緒に頑張りましょう。(「M2でまだ・・・」も通じるはず)