計算科学で探索するナノ・バイオの世界
筑波大学大学院 数理物質科学研究科 押山 淳

量子論の第一原理に基づいた計算科学的方法論の 基礎を学んだ後、 そうした計算手法が実際の物質 にどのように適用され、成功あるいは失敗したか を概観する。 計算手法としては、主に密度汎関数 法、時間依存密度汎関数法、Car-Parrinello 分子 動力学法を取り上げる。 半導体から、ナノ物質、 バイオ物質に対する計算例を説明し、物質科学に おける計算の役割について議論する。

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